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プロフィール | ドボクカイゼンマンの挑戦

はじめまして、**「ドボクカイゼンマン」**です。

宮城県の土木会社で、現場主任として働いています。

大学で機械工学を学び、一度は半導体の工場に就職しましたが、父が営む会社の事情で、この世界に戻ってきました。

正直に言うと、これが自ら望んだ道ではなかったかもしれません。しかし、学生時代のアルバイトで慣れ親しんだ現場で働き、自分の頭で考え、工夫する毎日のうちに、ここが私の**「本当の居場所」**なのかもしれない、と、そう思うようになりました。

とは言え、ここまでの道のりは、決して平坦ではありませんでした。 会社に戻ってすぐに現場代理人を任され、右も左もわからぬまま、多くの苦労をしました。発注者の方から、時には怒鳴られ、時には舌打ちをされ、面倒くさそうに対応される毎日。当時の私は若く、知ったかぶりをしたり、無駄に強がったりと、本当に下手くそな対応だったと思います。プレッシャーから体調を崩すこともありました。

それでも、必死に勉強して1級土木施工管理技士の資格を取得しました。 そして今では、現場の主任として、担当監督員や班長から「ありがとう」と声をかけてもらえたり、工事で表彰をいただけるまでになることができました。

多くの経験を積み、技術者として成長できた今。 それでも、私には新たな、そしてより大きな葛藤が生まれていました。

それは、私が心の底から「良い会社だ」と胸を張って、この会社を誇ることが、まだできない、という事実でした。 家族経営だからこその、どんぶり勘定。不明確な採用基準。昔ながらの慣習が、本当にやる気のある新しい仲間を遠ざけているのではないか、という焦り。

まだ社長ではない私に、大きな改革はできません。 だから、今の自分にできる、数少ないことの一つとして、このブログを始めることにしました。

そんな時、社長である父から、会社の多額の借金について、正直に打ち明けられました。 見捨てることはできない。でも、どうすればいい?

考え抜いた末の、私の答えはシンプルでした。 「みんなで幸せになりたい。でも、順番がある」と。

まず第一に考えるべきは、こんな会社に、それでも付いてきてくれている従業員の幸福です。 彼らが安心して働ける環境と、業界最高水準の待遇を実現する。誰もが「ここで働きたい」と思える会社になって初めて、会社は本当に強くなるのだと。

私の幸せは、その一番最後でいい。今は、そのための全てをやる。 そう、覚悟を決めました。

このブログは、その覚悟の証です。 私が学び、実践し、会社をカイゼンしていく全ての過程を、ここに記録します。

具体的には、以下の三つの柱について、私のリアルな声で発信していきます。

  • 経営者を目指す上での、日々の気づきやマインド
  • 私が実践している、工事で高い評価を得るための具体的な方法
  • 会社の生産性を上げる、ICTや新技術についての情報

この挑戦が、同じように悩む誰かの役に立てば、そして、いつかこのブログが「宮城県で一番、従業員が幸福な会社の記録」になれば、これほど嬉しいことはありません。

どうぞ、これからよろしくお願いします。